先週バンコクに新しくできた北朝鮮が経営するレストランへ行ってきました。
私がバンコクへ来た数年前までは平壌館という北朝鮮のレストランがたしか2箇所ぐらい
タイ国内にあっていつか行ってみようと思っていたら撤退してしまい行けなかったので
今回はすぐに行ってみました。
私は在日ではありませんが韓国へ行くと日本人とはまったく疑われないほど韓国人顔な
上に以前韓国にいたこともあり韓国語が話せます。それで、このピョンヤンアリランへ
行ってみると案の定お店の人は私に韓国語で話しかけてきたので「3人です。」と
日本語で答えるとお店の人は”あれっ?”という顔をしながら席へ案内してくれました。
一緒に行った妻が「いま韓国語だったでしょ?なんで韓国語で答えないの?」と聞いてきたので
妻には本当のことを話しました。俺は日本人だけど韓国人顔だし韓国語も話せるから
韓国人が日本人のふりをして日本語を話しているように思われたら嫌だからだと。
しかも以前バンコクに平壌館があったときに聞いた話ではレストランの従業員が
お店に来た客を本国に報告しているそうだと説明しました。つまは日本人から見た
北朝鮮がどういうものなのかまったく理解できていないので”ふーん”みたいな感じで
見ていましたが、私はスパイと思われるんじゃないかと一人ドキドキしていました。
聞いていたとおり北朝鮮で選ばれた美女従業員が来てオーダーを取ってくれましたが、
初めて会う北朝鮮の人の北朝鮮なまりにビックリしました。映画やドラマでは
北朝鮮なまりというのを聞いて、北の人はこうやって話すんだなとしか思っていなかった
けれど実際にそれを生で聞いてみて綺麗なお姉さんの顔も見ることもできずメニューへ
視線を落としてしまいました。
このピョンヤンアリランへは土曜日の夜に行きましたが店内には韓国人の1グループと
私たちの2組の客しかいませんでした。
そんなことはあるわけもないのに私一人「あの韓国人グループが帰っていた瞬間に
裏から黒服の男性が出てきてあんた何人だ?」とか聞いてきたらどうしようかと心配して
韓国人グループが帰りそうになったら引き止めようか?とまで考えてしまいました。
北朝鮮の料理はあんがい辛すぎず食べやすい上に香辛料が聞いていて味わい深い料理でした。
北朝鮮のソジュ(焼酎)というのもここでしかお目にかかれないのでピョンヤンソジュというのと
どんぐりソジュというのを2本注文し持って帰ってきました。ただ値段は韓国のソジュの2倍ちょっと
でしたが。